ネコエイズ

ネコ

投稿の練習を兼ねて、画像付きの投稿に挑戦しました。

この写真の日より後のこと、おそらく2018年8月頃、この子がFIVになりました。

ある日、ふらつきながら私の近くに歩み寄り、バタンと倒れたので、禁点の硬結が無いことを確かめて、すぐ飼い主に引き渡し報告したのでした。
その後、かかりつけ獣医師F氏(2023年現在 故人)がやむなく不在とのことで、獣医師A氏の元で熱中症という判断を下され対処したものの、ただ事ではありませんよと私がしつこく言ったことと、調子が良くならないこともあって、数日後に獣医師F氏に診てもらうと、果たしてネコエイズであることが判明したのでした。

そのときには既に黄疸も出ていて、水も飲めずもらった薬も飲めないとのことで、呼ばれて操法を試みたのでした。
禁点方向に流れる硬結があり、危ないなと思いました。初めて禁点を観た祖父のときも同様の流れで、一夜で中心に動いた後、三四日後に亡くなったことを思い出すと同時に、その後何人かの方では食い止めることに成功したことと、何より自分でも成功(?引っかかったまま十年ほど経ってますから失敗とも言える)の経験から、今ならなんとかなる可能性があると、流れを追っていったのです。操法手順の詳細はここでは述べませんが、翌朝緑色の吐瀉物を吐いてから黄疸が薄れ、念のために購入しておいたシリンジの水だけはなんとか舐められるようになったとのことで、そのとき既に研究を始めて四年ほど経っていたカワラヨモギの調製したものと水出ししておいた液体を差し上げ、味が微かにわかる程度に薄めたものを与えるようお願いしました。自身で人体実験済みであると共に、動物、植物(蘭の難治ウィルス病)においても一定の成果を体験として積み上げていましたので、毒にはならんということで自信はあったのです。
かくして、水を飲む力が得られ、F先生からもらった薬も飲めるようになったのでした。抗生物質のため、ウィルスに対する効果ではなく、各種炎症に対抗するためですから、具合がよほど悪くなければなるべく与えない方が良いので、そのように伝えると、獣医師からもそのように聞いているとのことでした。どうしても与えるときは砕いて様子を見つつ時間を空けて与えるように、意見は一致しました。結局カワラヨモギ水出し液だけで充分でした。
漢方薬に限らず、口に入れるものは、体が要求するものをより欲しくなるようになっています。塩が必要なときには、要らなくなるまでは塩を甘く感じます。ごく最近(二三日前じゃなかったかな)塩の甘みを感じる物質だか器官だかを見つけたとかいうニュースが出てましたね、そういえば。
同じように漢方薬でも体の調子の悪いときほど味を感じなくなって、濃くないと効きが悪くなるのです。調子が良くなるにしたがって、薄味でも味と香りを感じられます。食べ物も同じ道理です。限度というものもありますし、一概に言えない種類のものもありますが、だいたいがそうです。また、漢方をよく学んだ人なら聞いたことがあると思いますが、腎臓の弱い人に処方するときは、配合の定石に塩を少量加えるのが、本来のやり方です。今の行き過ぎた減塩の風潮は、却って腎機能を衰えさせ、降圧剤によって血管の弾力が失われ、脳に血液が廻りにくくなるため、筋力や骨が衰えたり、頭の働きが鈍くなったりする恐れがあるのではないでしょうか。

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