JAへの誤解

何にも知らずにネット情報だけで得た知識を元に、他人を馬鹿といっている人たちが幅をきかせています。
その中の一人が言ってました。JAが農機具を高く売りつけると。実家が農家だからわかると。
それは何も知らないと自分で言っているようなものです。知らないことは黙っていれば良いものを。
JAは機械を売っていません。紹介しているだけです。銀行でも手数料を何でも取る時代、マッチングしてタダということはないと思いませんか?
本当に些少の手数料を取っているに過ぎません。
農機具は元々高価なのです。
コンバイン一台でレクサスが簡単に買えます。コメ農家だけでも色々揃えれば、センチュリーをストレッチリムジンにして、防弾ガラスを取り付けられるのと同じ出費があります。

食料安全保障という言葉だけが流行していますが、それを言う人の中にも何にもわかってない人がいます。
食料の調達だけでなく、分配〜大戦時は無理矢理かすめ取られて、民に行き渡らなかったし、歯向かえば特高が権力を笠に横暴をする。それの反省から、憲法によって権力者の行動を規制するのである〜、そして、耕作人による自主防衛や偵察といった意味合いもあるのです。
従って、自衛隊も耕作をし、北方や僻地、中山間や離島などで守備と食糧の増産と訓練、軍や被災者への分配を担い、古くなったものはJAが世界を相手に販売し、幾ばくかの手数料を頂くようにすればどうかと、私は数年前から言い続けています。

まだ誰にも相手にされていませんが。愛媛県知事にも提言してみようかな。聡明な知事ですから、趣旨は理解してもらえると思います。あとはどうなるかわかりませんけど。

全農グレインがとてつもなく優秀で、アメリカの穀物メジャーはそれが邪魔で仕方がなく、そこで農協に圧力をかけるべく、ロビー活動や要望書などによって、日本政府は何も知らぬまま鵜呑みにして、自己改革しろなどといいます。五年以上前から、グループ分割によって力を削ぎゆかれて、いずれ株式会社化した暁には、買収によって乗っ取られること必定で、それこそ食の安全が完全に失われるのです。
今時どこぞの何主義かの自己批判のようなネーミングの改革を押しつけられており、これが日本政府のいう食の安全なのかと笑うしかありません。

こうした大きな声に大衆は流されてゆくのです。
件の人物が人を馬鹿だ何だといっているのも、その片棒を担いでいるに過ぎません。

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